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やなぎおんな(柳女) [yanagionna]

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若き女の児をいだきて、風のはげしき日柳の下を通りけるに、咽を枝にまかれて死しけるが、其の一念柳にとゞまり、夜な夜な出て、口をしや恨めしの柳やと泣けるとなん。『繪本百物語』−桃山人夜話−
子供を抱いた女の人が風の強い日に柳の下を通ったら、柳の枝が首に巻き付き死んでしまった。
女の念が柳に宿り夜な夜な木の元に現れ泣くと云う。

最初に読んだ時は、母親が過って子を死なせてしまい、夜な夜なその母が現れ悲しみにくれる話かと思ったら、母の方が死んだと書いてあった。
風の強い日って言ったって、どうやったら枝が巻き付いて死んじゃうんだろう?
ないとは言い切れないが、何億分の1の確立かもしれないな〜。(-公-、)
そうそう、柳はよく幽霊が立つ場所でもある。

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