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なにわのいぎょ(浪華の異魚) [naniwanoigyo]

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江戸時代の奇談集『絵本小夜時雨』の『浪華東堀に異魚を釣』に出てくる怪魚。
これは魚というか、どうも人魚のようだ。

大阪は西堀付近で川に浮かべた材木の間から釣り上げられたとある。 体長三尺(約90cm)、ボラに似た鱗で覆われ、顔が人の様であったと云う。

水木大先生の著書では、『髪魚(はつぎょ)』となっている。 挿絵を見ると成る程、髪の生えた魚だ。
1:9分けのサラリーマンのおじさんにも見える。
人魚姫の影響で、人魚は美しいイメージが強いが、不細工な人魚も居ると云う事で。
で、その後どうしたんだろう? 食べちゃったのかな〜。
もしかして... 迷い込んだアザラシ... だったとか...?

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