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くろづか(黒塚) [kurozuka]

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奥州安達原にありし鬼。古歌にもきこゆ。 鳥山石燕『画図百鬼夜行』
安達ヶ原の鬼婆で有名。
元人間(名を岩手)で公家屋敷の乳母を務めていた女性であった。 姫様の病に効くと言われた胎児の生肝を求め、奥州の安達ヶ原に住み着きその機会を待つ。
数年後、やっとこさチャンスが訪れ妊婦の腹から胎児の肝を抜き取った。 しかし、その妊婦は自分の娘で、胎児は孫であったという。 それから人外に成り果て悪行を重ね、最後は紀州熊野の僧、東光坊祐慶により退治される。 その鬼婆を葬った塚を黒塚と。
『黒塚』は、能でも有名な演目ですね。
面は般若(はんにゃ)面になります。

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